22人が本棚に入れています
本棚に追加
第5話 本当の彼女
リョウside
俺、本当の彼女が知りたいって思ったんだ
きっと何か抱えている彼女を……俺この時には……もう……
16日月曜日、南田センセに彼女の生徒会入り打診してみよう。うん
ー
16日月曜日生徒会の後
「咲良風花? サクラ姫を?」
南田センセは少し戸惑った表情……てか、さくら.ふうか? サクラ姫? ふう……ちゃんっていうんだ……名前が分かってついニヤケてしまう俺
南田センセはご丁寧にも、咲良風花って名前の漢字表記とふりがなを紙にかいてくれてさ
坂戸さんは、ミーサだし……変わってるよね?
○ーシャから取ったのかな?
若いし、イケメンだから女生徒に人気あるし、話分かるから男子には兄貴みたいな存在なんだ
「そ、……咲良さん彼女優秀そう!」
「ほー。分かった打診してみよう。珍しくカミのコの頼みだしな!」
南田センセが思案してるんだけどさ、俺ちよっと浮かれ気味でさ、気づかなかったんだよね
センセの意図を……南田センセがニヤケて俺見てるの
いつもなら、『細かい事まで良く気づく』冷静沈着と言われる俺がさ……
「明日生徒会室にって言っとくよ。後の役員の希望は?」
俺が首を横に振ると
「O.K.!」
南田センセが返事して
「失礼しましたー」
生徒会室をでた
明日、咲良風花……ちゃん……と話できる!
ふう……ちゃんって名前で呼びたいな
やっぱ俺浮かれてたんだ
自分で自分の変化に気づかないまま……
最初のコメントを投稿しよう!