第51話 彼女がいなくなったら? 1

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第51話 彼女がいなくなったら? 1

 英斗side  『大丈夫か? 今までサクラ姫を守ってたのは英斗だろ?』  気付いたよ  否定しない  ふうちゃんが、恋をした相手に嫉妬の感情は湧かなくて……  ずっと恋なのかな? って思ってた時期もあったけど (真希…… 無事でいてくれ!)  酒飲んだから車運転できねぇし、タクシーが安全運転なのは当たり前の事なんだけどさ  早く行ってあげたくて  もどかしくて……  「真希? 警察には俺が連絡したから! 今、来てくれるって! 落ち着いて? 俺も手伝ってあげるから。いい? クレジットカード会社、携帯会社に利用停止の電話して止めてもらって。鍵屋にも。部屋の中弄っちゃだめだよ? 銀行の通帳ある? 印鑑は? あった? 良かった……真希のマンション着いたから。あ、警察も着いたみたい。話出来る?」  『どうしよう? 泥棒……助けて……』  怖かったね  俺を頼ってくれてありがとう  弱わ弱しい、声音  俺は  もし彼女がいなくなったら?   とてつもない恐怖だ  きっと生きてけない  人を好きになるってこういう事なんだね?   「詳しい事は明日」  と言って帰えった刑事……  軽い事情調収で (は? 話が違ぇし……)  「~で別れた後に、携帯電話の番号変えたんですけど……」  羽田真希(はだ.まき)さん……オイラの趣味は絵を描く事。自己流でさ。高校ん時一度教室行ったけど、性に合わなくて…… 1つ下の真希がいた。可愛かった…… けどオイラそん時、心に余裕なくて。去年のXmas、入院してる子供たちに、真希がボランティアで絵画を教えに来てて再会したんだよね  口ベタで誘う所かメールだけの仲  去年の夏彼氏さんと別れたらしい…… としか
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