第54話 すぐに行くから!

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 第54話 すぐに行くから!

「もしもしゆなちゃん?」  『ぁ…… 英斗さんじゃ無い? どうしよう……』  ゆなちゃんきっと不安で…… 俺に掛けるつもりじゃなかっんだろうけど嬉しくて  「ゆなちゃん? 大丈夫? ふうちゃん熱出したって?」  『電話繋がらないの……』  「落ち着いて? 間違っちゃった?」  『どうしていいか分からないっ……』  ゆなちゃん泣いてる可哀想で……  リョウが風呂から上がって来て  って……  話の内容が聞こえて、慌てて出てきた感じだ  俺だけは冷静に…… 居なきゃって……  「大丈夫だよ? ゆなちゃん。南田センセーと、英斗さん知り合いかもって言ってたでしょ? 俺、南田センセーの番号知ってるから聞いてみてあげる」  英斗さんがどこにいるか、知ってる保証はなかったけど  可哀想に助けてあげたくて  折り返し電話するからって、一旦切って…… 『さっきまで飲んでたんだけど、英斗も色々あって…… きっと電話に出る余裕ないんだ。何とかして連絡取るから! それに明日は休みだし外出許可する! アザミ姫とサクラ姫に会いに行け!』  南田センセー  すげぇ権限……  リョウに話すと  「坂戸さん早く!」  二人急いでふうちゃんの家へ  「おばさま居るのに……」  と、謝るゆなちゃん  でも  『不安で、ゆなちゃん冷静じゃないから許してあげて』  って風花ちゃんのおばさんが  で、英斗さんが……帰宅  『英斗さん、綺麗な女性はどなた?』  ゆなちゃんが冷静に戻ってる……?  とも…… 違う…… ね?
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