第55話 最強な女の子達

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第55話 最強な女の子達

リョウside (土)PM2:30過ぎ竜水さん帰宅  『英斗さん、綺麗な女性はどなた?』  と聞いたゆなちゃんは、思い当たったのか……  ヤッパ冷静じゃなかったね……  「英斗さん。ごめんなさい。前言ってた気になる人…… デート中だったんですよね?」  「ゆなちゃん…… ふうちゃんも…… 記憶力が良過ぎ! オイラ達のせいだね? 大人の醜いとこばっか見せてたからね。観察眼も、記憶力も鋭くなったんだよね……」  成程分かる気がする  俺も…… 同じだから  「ゆなちゃん、今日からオイラの彼女になった羽田真希(ハダ.マキ)さん。君は…… 坂戸心希くん?」  「はい。初めまして坂戸心希です」  ゆなちゃんは、俺達が到着した時からずっと 「ゴメンナサイ」を繰り返してて  俺達が、南田センセのおかげで寮から来た経緯  風花ちゃんの伯母さんがいるのに、俺達を呼び出してしまった事気にしてずっと……  「ゆなちゃん? いいのよ。私達大人がしなくてはいけなかった事、二人が頑張った。やっと緊張から解き放たれたの。訳分からなくなって当然よ」  「ママに連絡してない〰」  「大丈夫よ。私が連絡したから。ゆなちゃんのママと私ね、精神的に支えるしかできないから、とにかく味方でいましょうって…… おばさんは親戚と疎遠だから……」  力になる事で  方法で  精神的に二人を支えてきたんだね……  「ゆなちゃん気にすんな……」  竜水さんが言いかけると  真希さんが  「ゆなちゃん、私詳しくは分からないけれど、ずっと英斗くんはあなた達を気にしてたの。いつも今日も。だから大丈夫よ」  でも真希さんに起こった事を聞くと、またゆなちゃん泣いちゃって……  坂戸さんが……  朝になってから、ゆなちゃんのママに電話かけてさ  「初めまして坂戸心希です。すみませんでした。僕ゆなちゃんが心配で…… 本来なら、お家に送るべきだったのに。本当にすみませんでした」  って…… すげぇーよ坂戸さん  ゆなちゃんは悪くない  俺の所為ですって……  俺すげぇ親友持ってたんだね……  竜水さんは、南田センセの彼女の話してくれて  結論……  「ねぇ? 坂戸さん」  「なぁに? 神高さん」  「貴方の女の子。最強で優しっすね!」  「貴方の女の子も。最強で優しっすね!」  (リョウ.心希)「坂戸さんの女の子も。南田センセーの女の子も。最強で優しいっすね!」  皆  自分の事より相手の為……  俺は?   流石に、男が女の子の部屋に入るわけにはいかないからって言ったら  この前のメイドさんが、客間に布団敷いて下さって  眠っていたふうちゃん  朝方に……  "う〰ん"  「ふうちゃん!? 気がついた!?」  ……俺……  ……泣いてしまったんだ……
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