第57話 俺、親に愛されたんだね… 1

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第57話 俺、親に愛されたんだね… 1

 リョウside  最強の女の子たちだよね?   俺はどうせ分かって貰えないしって逃げて……  『パパを、思い続けて下さってありがとう。実代さんに、次ぎ会ったら言わなきゃ』 ってふうちゃん  『何も盗られてなかったのに、大騒ぎして英斗くん呼んで「色々な所に連絡しろ!」って沢山考えてくれて…… 警察に連絡させて。落ち着いて調べたら……』 真希さんの言葉に  『不法侵入ですよ? 写真だけでも立派な…… 警察呼ぶのは当然! 英斗さんが『何も盗られてなくても連絡は当たり前だ!』っ! て叫んでますよ!』 ゆなちゃんが返して  『家に他人がいたら、冷静でいられる訳無いですもの! 仕方ないですよ!』 ふうちゃんも  倫哉.Mail<釣りは今日無しにしよう? 色々あったんだ……>  『あ〰ふうちゃんゆなちゃんと釣りに行く約束したんだった! りんごはいいとして!』  『来週に…… 今日明日は身体をゆっくり休めて、南田先生の言う通り、英斗さんも色々あったんですから』 ゆなちゃんがなだめ  『英斗さん? 南田先生は英斗さんの心配して…… ご厚意に甘えましょう?』 ふうちゃんが同調する  万事この調子  相手を思っての言葉ばっかでさ……  けど……  (リョウ.風花) 《りんご……?》  (風花.ゆな)『神高さん坂戸さん、ママ(おばさま)英斗さん、真希さん、フミさん。私 《あたし》達の為に有難うございました』  極めつけは、フミさんの旦那さんで、運転手の儀一さんに  (風花.ゆな)『神高さんと坂戸さんを、学校の寮まで。真希さんもお送りして下さい』  と  (リョウ.心希)『イヤイヤ。学校まで歩いても15分くらいだからっ!』  って言ったのに……  (風花.ゆな)『寝てないんですから駄目です!』  って結局送ってもらう事に  とにかく、ホントすげぇ女の子達だって思ったんだ  帰りの車にて  「ゆなちゃんもふうちゃんも凄いね」  二人の事話してたら儀一さんが  「お小さい時から、私やフミ、他の者まで気遣って下ださって。色々辛い思いをされて来たのに…… ずっと心の綺麗なお嬢様方でしたよ」  時間無くて聞けなかったから  「「今度、二人の小さい時の話聞かせて下さい」」  って言ったら  儀一さんは嬉しそう笑ってくれたんだ……
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