第61話 アナタが好き 1

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第61話 アナタが好き 1

 英斗side  泥棒騒ぎ翌日  「超ムカツク何なの! 誘導尋問じゃん!」  「迂闊に合鍵渡したの私……」  「好きだから苦しめて、欲の為に人の想いを利用し、好きだから裏切る。あり得ねぇよ!」  「英斗くんありがと」 (『俺たちの女の子は最強』否定しねぇけどさ…… 怒れよ!)  「矛盾の精査が仕事なの。英士くん『真希は悪くねぇから…… 疑うなんてバっカじゃね!』って…… バカぁ英斗くんが捕まったら…… 私…… バカぁ!」  オイラ大事な女の子泣かせちった……  「ゴメン……」  「藍染工房京都なの。二家族共。罪の意識はある。紗菜さんも貴弘さんも、母ちゃんの嫁いだ金沢県を静養先に選んだのが証拠。土曜に様子見と、相手方の監視」  「英斗くんも、お母様お父様も、手を尽くしたし。実代さんは、親戚の言う事逆らえなくてふうちゃんの事も…… 見守って」  ホテル一室  風花の父方親戚「毎週末ご苦労な。女連れて迄」  「私が勝手に付いて来たんです!」  「13年以上苦しむ貴弘さん救ったの『紗菜さん=ふうちゃん』で無く。ふうちゃんと紗菜さん。二人でしたよ? 前日 《毎週金》の混乱で、状態の悪い貴弘さんしか見ようとせず『治療はしてんのか?』バカな事言う。ふうちゃん達を『同一人物』と思わせた。貴方達がして来た事は罪深い!」
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