第62話 アナタが好き2

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 第62話 アナタが好き2

 次に、ふうちゃんの母方親戚部屋へ向かいながら  「オイラのして来た事…… 間違ったんかな……」  「ふうちゃんも、ゆなちゃんも。英斗くんが救いって思ってるよ! 各々役割を果たしたから貴弘さんも心の奥底で『ふうちゃんを、ふうちゃん』って認識してたの!」  「初め年数回しか…… ヒヨコ呼ばわりでさ。去年は月1。今年から月2回に……4月からは毎週になって。話……より喧嘩してた」  「誠意は伝わったよ」  「だとイイけど……」  「少しずつ伝わってたの! 後悔してたはずよ? 英斗くんの努力、ふうちゃん、ゆなちゃんの努力。貴方のお母様。お父様。皆の努力で貴弘さんは回復に向かってたの!」  「ふうちゃんの神高くん…… 未来の弟に良いとこ持ってかれた…… 今朝はゆなちゃんの坂戸くんに……」 (なるほどぉ。英斗くんの拗ねポイントはそこか〰可愛い妹が…… ね?)  「真希だって人の事言えねぇし! 親戚に啖呵キルしさ!」  「だって! 嫌味がさ!」 (妹取られたからって拗ねないでよ!)  「でも、そんなアナタが好き」  「な! バカぁ」 (あ。照れて可愛い! 肩叩かれたし)  ふうちゃんの母方の親戚様に、同じ事話たよ  真希はキレるし……  父方と同じホテルに泊まるとか……  ホント…… バカな人達!   オイラもキレたよ!   御免だぁ? 謝る相手違ぇし!   ふうちゃん。ゆなちゃん。貴弘さん。紗菜さん。実代さん。父ちゃん。母ちゃん。琉にも謝って欲しいもんだね! 
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