第65話 オマエが好き 1

1/1
前へ
/234ページ
次へ

第65話 オマエが好き 1

  倫哉side  「は? どこ行ったって?」  「金沢駅近かくのスーパー銭湯。リョウはどこ行った?」  「金沢城すんげー綺麗だったぞ!」  「ふうちゃん、お城大好きだもんね」  「銭湯かいいな……」  「ふうちゃん? 初デートでスーパー銭湯だよ? ありえないでしょうよ!」  「色々あって、あたしは結構……」  「リョウお前な! ゆなちゃんを泣かせたら……!」  「ゴメン! つい! お昼、因みにワタシ達オムライスでしたけど、お二人は?」  「駅中回転寿司。すげぇお洒落な!」  「リョウセンパイ私、お城の入場料もオムライスのお代も払ってませんけど?」  「俺が出すに決まってんでしょ! 女の子に出させるってデートでさ!」  「あの…… リョウが金出したぁ?」  「ミーサセンパイ? ホント美味しかったですよね? あたしもお代払ってません!」  「リョウセンパイは、生物が苦手なの…… ね? やっぱゆなちゃんもオカシイ? って思うでしょ?」  「そーよ! ミーサセンパイ代金!」   「姫達。気持ちは分かるが、ここは男を立てるべきだ」  「「さすが南田センセ!」」 (納得してないな……)  「ところで。君達は今日アル物が帰ってきたと思うんだが。どうだった?」  鞄から、数枚の紙を出して来たから受け取ると (天才…… 何だかな末恐ろしい3人だ…… まさか……)  「ミーサ? 居心地良いのは分かるが、生徒会室はサボる所ではないぞ! 今すぐ帰ってガンバれ!」  「マジ? 何と何?」  「……なぜ二つって分かんだよ? 数学と英語…… あー呆れないで二人して!」  「ミーサセンパイ ……勘で数字だけ書いたの? 出来てるのは出来てる……公式は?」  「bird=bard鳥……」  「頼むからここでやるな! ここを私物化すんな!」  「ふうちゃん、ゆなちゃん。キミ達は2年の問題が分かるみたいね?」  「リョウ先輩も学年でずっと一番だって聞きましたよ!」  「そういう君達は同じ点。きっと…… (Topだ!)」  「次元の違う話しないでくれないかな? ハズいから!」  「坂戸さん図書室行こうか? ガンバろ! (二人、Topかぁ)」  「頑張りましょう! あたし達もお手伝いします。ミーサセンパイ!」  「坂戸センパイ大丈夫ですよ!」
/234ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加