第96話 貴方の描く未来の中に 1

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第96話 貴方の描く未来の中に 1

  風花side  「修学旅行…… 韓国か……」  リョウセンパイと、冴多センパイが、韓国へ4泊5日の修学旅行に行って (6/11(月)~6/15(金))  ……今日は(水)?  (リョウセンパイの誕生日プレゼント買いに行こう…… 日にちが……)  大人なるという事は相手の決めた事、したい事を尊重する事……  「ふうちゃ〰ん!」  ゆっくり振り代えると、ゆなちゃん……  顔に出て無い…… よね? 私……  「ふうちゃん? …… ぇ? どうしたの?」  やっぱり顔に出てた  思考がネガティブだもん…… ゴメンね……  「違うの! ゆなちゃん、リョウセンパイの誕生日プレゼント買いに行くの手伝ってくれる?」  「もちろん! 明後日1年生は遠足だからさ、買い出し行こうよ?」  「遠足?」  「ふうちゃん? ホント大丈夫?」 (明後日遠足? 17日は、リョウセンパイの誕生日なのに……)  「何かさ。居るはずの人達が居ないだけで、生徒会も無いし…… やる気も……」  「神高センパイの執念だ! ミーサセンパイや他の役員達に…… (ミーサセンパイがグチを)……」 (寮で仕事割り振り、留守の間生徒会の仕事が無い様…… 『過保護過ぎ』って…… なのに…… 肝心のふうちゃんが、神高センパイのプレゼントさえ、用意して無いなんて…… ふうちゃんがだよ?)  「ゆなちゃん? 坂戸センパイの将来の夢とか…… 聞いてる?」  「うん…… プロ野球の選手。今年と来年の甲子園予選からガンバらないとって……」  「ゲームクリエイターって調べたら、専門の学校行く場合四年間…… 大学に」  私もゆなちゃんも、漠然とセンパイ達の描く将来? を考えただけで……  そしたら…… 切なくなって……  「何も手につかないよね? ミーサセンパイ、後1年半ちょっとで卒業で。きっと金沢から…… もし許されるなら…… あたし料理とかきちんと習って、会計とか経理とか裏から支えられたら…… 早く側に行ける様に……」  「……私は金沢で。やはり料理習って、会計経理簿記。リョウ先輩が起業したら…… 裏で支える仕事を身につけておきたい!」
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