第98話 思い出の場所…だから 1

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第98話 思い出の場所…だから 1

 リョウside  新緑薫る5月に初デートしたね  白地に黄色の小柄の花柄のサロペット  何時からか…… 伊達眼鏡もしなくなって……  髪軽くウェーブかけて茶髪だし……  あ、山乃さんから話聞いたあの日から?   金沢城公園近く、オムライスを (美味そうに食べるなぁ可愛い!)……  『ふうちゃん、キミが好きです……』  『可愛いね服』  『……私も…… 好きです』  『え? 服? ……お、俺?』  『……神高センパイが ……好きです』  告白…… キミへのスキが増す増す溢れて……  初デートでとかさ…… 一応考えたのよ?   『ありがとう。リョウって呼んで?』  下の名前呼んでで欲しくてさ  『ふうちゃん!』  しつこく…… なのに  『なぁに? リョウ…… センパイ?』  って…… ぎこちない貴女が可愛いくて  「髪型可愛いよ…… ふうちゃん」  ファーストキス……  触れるだけの……  思いが勝ったんだ……  初デートから1ヶ月  6/17(日)俺の誕生日!   じとじとジメジメ ……6月 ……は……  今は昔! 金沢城公園内  『リョウセンパイ! 17歳のお誕生日おめでとうございます! 日曜日に逢えて嬉しい!」  『gameソフト?』  『持ってるかもだけど……』  『ありがとう大切にするから! (キミをね……)』  あの日貴女を幸せにするんだって  誓ったんだ
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