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第5話 貴女が気になるのは…2
巴坂涼真23才。水澄英史25才。榊木心斗24才。光永倫樹23才。榊木さんは幼稚園からの幼馴染み。半年、榊木さんが先に生まれたから(12月)学年でも残念ながら……水澄さんは倫樹くんの幼馴染み。倫樹くんは俺と同い年。中学校で知り合って今に至るんだけど……
「全くさ、皆の忠告通りでしたよ」
「……リョウ……」
俺の家は県……地域では有名老舗の旅館でさ、跡継ぎの3才上の兄みたいに……良い子じゃ無くて、18才で家から出て有名イタリア料理店で働いて調理師免許取って昨年9月に……
「打算的だった、逃げたかった……」
「まだ間に合うよ!」
翌日土曜日本来ならアラカルトメニューできっと売上げも……それより1秒でも早く……忙しい筈の二人に榊木さん……皆仕事を都合付けてまで……
「案外早かったな」
倫樹くんのカウンターパンチ
「オイラ……この手の分野はムリだ」
水澄さんのノラリクラリ
けど、親身に相談に乗って来れるんでしょ?
普段ならありがた迷惑と感じる位に……でも、助けて欲しいんだ……
ふと、ふうちゃんの顔が浮かんだ半年以上前に出逢えてたら……貴女が気になるのは……きっと……
……正しい事して『御免なさい』って……怒ったように感じた? 特に頼まれ事の後に、イヤ誉めても言うよね?
ふうちゃん?
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