第17話 笑って生きて行く6

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第17話 笑って生きて行く6

 13年後  「わー、エイトにぃ、リョウにぃ、なんで起こしてくれなかったの? チコクしちゃうよぉ?」  「起こしたよなぁ? 涼那。そんなに心配しなくてもって位、予習復習したくせに、寝る時間削って勉強なんかしてるから起きれないんだよ、風ちゃんは」   チュッ。  ん?   「全くですよ。風ちゃん、根詰め過ぎて熱出すとか…… 止めてくださいよ。ねぇ、瑛斗」   チュッ。  ん?   「何で? 勉強して怒られるの? ……ていうか…… それより何でエイトにぃ、リョウにぃも、僕にキ、キスするのさ?」  「キスって、頬っぺたじゃないか? 兄弟なら当然のスキンシップだろ? 可愛いな」  「風ちゃんは、照れ屋なんですよ。ほっぺたにキスくらいでワタワタするとか、可愛いですねぇ」  ……絶対嘘だ。兄弟でキスなんて聞いたことないもん。  エイトにぃ、リョウにぃは、一昨年の春から医者に、僕の自慢のお兄ちゃん達。  僕も将来、医者になりたいんだ。  パパとママは、恥ずかしくなる位LoveLove でさ。お仕事の関係ではあるんだけど、外国に今暮らしてるんだ。  (瑛斗.涼那)「風ちゃんいいのか? 時間?」  「ぇ? わー! 行ってきまーす!」
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