第137話 ぽえむちゃん137【家族がいてくれる(た)から】

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第137話 ぽえむちゃん137【家族がいてくれる(た)から】

《仲間だよ  救い絶望  紙一重》  何か思い悩むと  こちらから聞かなければ 話さない事が多々ある   悲しんでいるのはなぜ? ……  答えは  これ以上の負担を  掛ける訳には行かないよ  非があるのは  相手なのだからと言われても……  心の穴は塞がらないんだ 『仲間だよ』  転校生への救いの言葉?   コミュニティは強固だね  人見知りには突破するには  高い壁なんだ  人の言動  行動  クスクス  笑う音 《声》 『楽しくやってたのに  入って来て……ルールがあるのに』 【一人の人間を大勢で笑ってとやかく言うのは?】  礼儀、礼節がなってないのはどっち?  《からかいは  一人の時は  出来ないの  群れた時だけ  虚勢張る》  昔の事忘れて……  分かってるよ  忘れたいよ  良い事があったり  手に入りそうになると  ブレーキ掛けてしまうんだ  バカだよね  その中でも救いは両親と弟だったね  苦しみに寄り添ってくれた 『もっと頼れ! 苦しい時は、全部話しなさい』  一晩中話を聞いてくれたね 『昔の事でいつまで貴女は苦しまねばならないの……可哀相に……』  いつも味方でいてくれたね 『これ以上姉ちゃんをいじめるな』  低学年が高学年のいじめっ子に立ち向かって行ってくれたね  今でもコミュニケーションがド下手で  人が信じられないと  生きずらいと  泣いています  それでも  なんとか生きてるのは  愛してくれる家族がいるから  パパは違う世界にいても  傍にいると感じられる  ママとはほぼ毎日ケンカ  けど見捨てないでいてくれる  弟は  体調が優れない私を心配してくれる 『生きててくれるだけでいい』  私も  皆が傍にいてくれたら  大それた事は望まないよ  人の事を傷付けて  人の心の痛みの分からない人が  増えた中  私の家族は  優しい  望むのは  家族の健康  そして  幸せ
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