No.2

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「美咲さんってすごいよねぇ」 「クラスのナンバーワンって感じ」 「そんな美咲さんの相棒やれて、綾子はいいよね」 「まあね!」 (だってあたしはクラスのナンバーツーだから)  幼なじみの美咲の親友で、勉強も見た目もそれなりで。  まあ、運動神経はそんなにないけれど。  外見だって、華やかな金髪を巻いた美咲と対比になる様に、黒髪を手入れして伸ばして差別化もしてる。そうすれば美咲の派手さが引き立って、いいかなって。いつだってあたしは計算してるの。  クラスの中なんか、居場所やカーストの取り合いが常にあって。  あたしはその取り合いを上から見ていられる。  それはあたしの絶えまない努力のおかげ。
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