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「絶対、絶対連絡出てよ!」
「もちろんだよ、美咲」
「綾子だけが頼りなんだから」
「はいはい、わかってる」
そんなこと言われなくても理解してるってば。あたしを誰だと思ってるの?
長年の、美咲の隣だよ? そしてこれからは……。
「きゅふっ」
「? 綾子? 最近綾子変だよ、ニヤニヤしてばかり」
「気のせいだってばー」
だって、ねえ。そりゃね。
「あたしがいなくなって寂しくないの? 綾子」
「そんなわけないじゃん!」
美咲がそばにいないのは、寂しいに決まってる。
親友だもん。
だけど、それ以上に。
……手に入るものが、大きすぎるんだよ。
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