奇少種(きしょうしゅ)

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   美しい瞳と視線が絡み合う。   あっ。 「貴女は。」  いつもなら分厚いレンズの眼鏡をかけ、髪を一つに結び、白衣を着ている…。  紛れもない、彼女はプロジェクトリーダーだ。 「決めて、頂いたんですよね?」  首を傾げ、近寄る見目麗しい彼女に動揺し、思わず口走る。 「はっ、初恋です。」 ≪完≫
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