花束じゃなくていい

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自分の下駄箱に目を戻し、上靴に手をかけようとした。 「ぇ…?」 俺は小さく声を漏らし手を止めた。 下駄箱に収まった上靴の上に一輪、花が置いてある。 先程までは隣にいたあいつに意識を向けていて気付かなかった。 「…ぇ…?え?」 …俺は、…どうすればいい⁉
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