ダラダラと書いていきます

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ダラダラと書いていきます

   高校を卒業し、16年ほどの東京生活を経て、一年半ほど前に沖縄へ帰郷しました。  帰郷の理由は、高校時代からの友人が会社を立ち上げるということで、それに誘われたからです。  正直、普段ならそんな賭けに乗るタイプの人間ではないんですが、「成功でも失敗でも、経験としては面白そうだな」という、昔から胸の裡に巣食う「面白そうなほうを選ぶ」という悪癖に負けて、帰郷を決めました。  帰郷する際、東京の友人たちに「帰ったら、『帰郷おじさんは二度死ぬ』というタイトルでブログやるわ」と言っていたんですが、なんやかんやと――主に「めんどくさい」という理由により――書く機会もなく、今日まで至りました。  結果として、予想通りに友人の会社はうまくいかず、ぼくは一年ほどで解雇になり、いま無職透明なので、時間が有り余って、ぢっと手を見る日々です。  仕事をさがそうにも、世界が「ゾンビ映画のオープニング」みたいになっているので、しばらくは難しそうです。仮にこの状態がある程度、収束しても果たしてまともな職に就けるのか? という不安もあります。  いま短編をひとつと長編をひとつ、ちまちま書いているのですが、なんか「小説投稿サイトで作品を読まれるために、毎日更新したほうがいい」という地獄の条件があるそうで、とりあえずこういうのだったら、投稿できるかなー? と思って、書いてみることにしました。  地獄といえばなんですが、最近はテレビCМを「そういう地獄にいる人」として観る遊びをしています。大体のCМが面白くなるので、オススメです。  こんな中身の無い内容ではバカだと思われそうなので、さいごにとても好きな小説の中の、特に好きな一文をご紹介します。 「神様がおれたち人間を造るときに何かまちがいをおかしたとしたら、それはおれたちが生きる理由など何もなくなってもまだ生きていたいと思うような代物にしてしまったことだ。」  いい言葉ですね。シビれます。  ジム・トンプスンの『おれの中の殺し屋』の一節でした。  自分の中ではバイブルみたいな小説のひとつです。とにかく最初から最後まで「暴力的な美文」で紡がれた最高な小説なので、未読の方は読んでみてください。  ではでは、今日はこのへんで。  てか、こんなの読むヤツいるのだろうか?          
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