この試練、乗り超えてみせます

17/74
前へ
/247ページ
次へ
「映司さん、ここに座ってください。 今から、コーヒーを淹れてきますね」 二人掛けのテーブルの椅子に座らされた映司は、何も言えずにただ咲子を見つめた。 ここは、ネグリジェ専門のメイド喫茶か…? それならそれで、俺は喜んで受け入れよう。 咲子指名で毎日通っても構わない。 クリーム色のふんわりとしたそのネグリジェは、遠くからでも体のラインがはっきり分かった。 ぽっちゃりの体型がこんなにも男心を刺激するなんて、映司にとっては初めての体験だ。 映司が抱く女性はほとんどがモデル体型のスレンダーか、後は美形の男性か、だからこんなぷにゅぷにゅのぽっちゃりの感触を全く知らない。 骨抜きになるという言葉があるのなら、確実に、今の俺には一本の骨もない。 ゼリーのようなスライム状態で、加えて頭の中がお花畑の俺がいる。 咲子を抱きたい… たまらなく…
/247ページ

最初のコメントを投稿しよう!

930人が本棚に入れています
本棚に追加