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勇者たびだつ ~ こんぼうとたびびとのふく
それは勇者「ああああ」が16歳の時であった。
大勇者「おるでか」のひ孫である「ああああ」は
100年ぶりに復活した魔王を討伐するために
ママに言われるのであった。
「起きなさい、起きなさい、"ああああ"」
「低血圧だって?また起こして?いいから早く起きなさいっ!」
「うちも貯蓄が減ってきちゃった。
早く魔王を倒して、世界から財宝とか報酬を取ってきてね。
がんばってね、今日から勇者だからね。」
「朝ごはん?モンスター倒してくるまで無しよ!」
・・・
家から追い出された・・・
まだ8時だよ、すごく眠いね・・・
ああ、そうだ、自己紹介しよう。
僕は"ああああ" いちおう大勇者"おるでか"の子孫らしい。
大勇者の家だから、財宝とか報酬とかでお金持ちだ。
お金があると、ダメな女が寄ってくるらしい。
僕の母親みたいな女のことだけど、、
なんで僕の名前が"ああああ"なんだよ!
勇者の名前を適当に付けんなよ!
ひいじいちゃんの財産が減って来て、
贅沢できなくなるから、魔王を倒してこいってさ
親父が生きていれば、親父が倒してくるはずなんだけど、
親父は世界が平和だから、やることなくて、
世界でいちばん高い山に登山して
遭難して亡くなったらしい。
ださっ!方向音痴なのに登山するから・・
体力まかせのクソバカ親っ!
・・・
とりあえず、モンスターを倒したら
朝ごはんが食べれるから
てきとうに弱いの倒してこよう。
僕は勇者の子孫だから、きっと余裕のはずさ!
おっ!あそこに弱そうなスライムがいるぞ!
しかも一匹! いくぞー!!
"ああああ"はいきなり後ろから襲いかかった!
"ああああ"の攻撃! スライムに1のダメージ!
スライムの攻撃! "ああああ"に 2のダメージ!
「ぐはっ」 "ああああ"ははなじが出た!
「はぁはぁ、くらぇっ!」 "ああああ"の攻撃! ひらりっ! スライムは身をかわした!
スライムの攻撃! "ああああ"に 3のダメージ!
「げほっ!」 "ああああ"のあばらが折れた!
「もういいや、逃げよう!」 "ああああ"は 逃げ出した!しかし、回り込まれた!
スライムの攻撃! "ああああ"は うでが折れた! 2のダメージ!
「たすけて、ママ!」 "ああああ"は 逃げ出した!しかし、回り込まれた!
スライムの攻撃! "ああああ"は 2のダメージ!
「ぐうっ!」 "ああああ"は血を吐いた!
"ああああ"は 戦闘から逃げ出した!
"ああああ" HP 4/13
くそぅっ! どうなってんだ!僕は勇者様だぞっ!
とにかく、家に帰って 治療を受けないと・・・
死んでしまうっ!
家に帰ると、ママは右手の指輪の宝石を
うっとり眺めながら、朝ごはんを食べていた。
「あら、もう帰ったの。
スライムぐらいは倒せた?」
「あんな装備でスライム倒せるわけないだろっ!
こんぼうとぬののふくだぞっ!」
「たしか王様に会いに行けば、お決まりの100G貰えるから
それでどうのつるぎでも買えば?」
「いや、その前に包帯巻いてよ!骨折れてるぅー!」
「えっ!スライムに骨折られたの?
旦那なんか腹筋でノーダメージだったのに!
そんな弱いと女の子にモテナイわよ。」
「あの筋肉バカといっしょにするなよ!
いいから、治療と朝ごはん!」
母親にため息をつかれながらも
包帯を巻いてもらって、朝ごはんを食べた僕。
王様に会いに行った。
城まで500m、ニートだった僕には足が折れそうなんですけど。
「ようこそ!勇者"ああああ"よ!
ああ、そんな姿で情けない!
目上に会うときは正装を整えてくるものだぞ。」
「王様、そんなこといわずにお駄賃ください。
こんぼうじゃ、スライムにも勝てません!」
「うむ、伝統で100Gを渡すことになっておる。
それで装備を買うが良い!」
「どもっ!」
おじきもせずに王様から貰った
100Gを持って武器屋に向かった。
「こら、目上には敬語を使いなさい。
どんな親に育てられたんだ。」
武器屋の筋肉親父がどうのつるぎや
たくさんの武器を売っている。
「100G出すので、どうのつるぎください!」
「あー、どうのつるぎ?
すまんな、消費税10%が導入されて 120Gだよ。」
「えー!消費税だけにしては高すぎない?」
「100年間も平和で材料を取ってくる
たびびとが少なくて、
材料も値上がりしてるんだよ。
文句があるなら帰りな。」
「えー!100Gに負けてよー。」
「いいから、帰った帰った!」
自宅に帰ったので、
ママに武器や防具が無いか相談した。
「武器や防具のお下がりが無いかって?
私はむさいのくさいの嫌いだから、興味無いのよねぇ。
倉庫を探してみたら?」
「探してみるよ、だけど、骨が折れてるから
昼ねしてからねー」
・・・ZZZ
起きた時は夕方だった。
回復力が弱いのか、まだぜんぜん痛い。
地下の倉庫を探してみた。
すると、、、
入り口にどうのつるぎとくさりかたびらがあった。
てつのよろいやてつのけんもあるけど、
僕の力じゃ装備できない。勇者なのに
奥にはもっとレア装備もありそうだけど、
とりあえず、これでいいや。
スライムにリベンジ!
最初にしては強い装備だから、きっと余裕のはずさ!
おっ!あそこに弱そうなスライムがいるぞ!
しかも一匹! いくぞー!!
"ああああ"はいきなり後ろから襲いかかった!
"ああああ"の攻撃! スライムに3のダメージ!
スライムの攻撃! "ああああ"に 1のダメージ!
「ぐっ」 "ああああ"のあばらはよろいを伝わって痛んだ。
「くらぇっ!」 "ああああ"の攻撃! ひらりっ! スライムは身をかわした!
スライムの攻撃! "ああああ”はダメージを受けない!
「うっ!」 "ああああ"はスライムの衝突で どうのつるぎを落としそうになった。
「せいっ!」 "ああああ"の攻撃! スライムに2のダメージ!
スライムの攻撃! "ああああ"は 1のダメージ!
「うわっ!」 "ああああ"は腕への衝撃でどうのつるぎを落とした!
「ならば!」 "ああああ"の せいけんづき! ひらりっ! スライムは身をかわした!
スライムの攻撃! "ああああ"は 1のダメージ!
「げほっ!」 "ああああ"は衝撃で血を吐いた!
「最後の手段だ!」 "ああああ"はスライムに突撃して はがいじめにした!
スライムは 暴れた! しかし、弱ってふりほどけない! スライムはちからつきた!
"ああああ"は 戦闘に勝利した!
1G 経験値1を手に入れた!
「はぁはぁ、やっと勝った!
どうのつるぎとくさりかたびらはすげぇな!」
そして、家に帰って寝た。
明日には骨折が回復しているといいな、、
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勇者 "ああああ" 年齢16歳
身長 155cm 握力20
HP 3/13
力 3 すばやさ 3 かしこさ 2 うんのよさ 2 みのまもり 1
攻撃力 9 防御力 16
生まれてから かのじょ なし
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