勇者お城に到着する ~ 休息と装備と素材

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勇者お城に到着する ~ 休息と装備と素材

「早かったなー。もうユーラッシャア新大陸のロマミヤ城に到着か。」 「1日もかかっていないですよ。新米冒険者の新記録ですよ!」 「そりゃ、わしの協力もあったからのぉ、当然じゃな。」 「未来の武器はズルですからねぇ。。」 そう話をしつつ、勇者一行はロマミヤ城の城下町に到着した。 「ねぇねぇ、勇者さん。ステータス見せてー どれぐらい成長したの?」 ヒーラーのまりこが興味津々で勇者のステータスを のぞき込んだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 勇者 "ああああ"   年齢16歳   身長 155cm  握力20 レベル 5 HP 20/20 力  5  すばやさ 5  かしこさ 3 うんのよさ 3 みのまもり 2 こうげきりょく 118 ぼうぎょりょく 103 でんげきの剣  ひかりのよろい お金 99999999G 生まれてから かのじょ なし   まりこが少し惚れている ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「わー!成長してる。勇者さん、偉いね。 魔王を倒したら、結婚してもいいかも!」 「えへへへ。そうかな。成長期だしね!」 勇者"ああああ"はほおを赤らめた。 下の方もちょっと硬くなった。 「勇者さん、置いて行きますよー。」 素材を積んだ荷車を引っ張りながら、 歌人せいやと大魔道師やんじゃと未来人999は すでに城下町の中に進んでいた。 「あ、行く行くー。置いていかないで!」 ユーラッシャア新大陸のロマミヤ城。 砂漠のイシス城と並ぶ大きな城だ。 世界各地の食べ物、工芸品、装備、アイテム、 素材が集まり、老若男女の あらゆる職業の人がにぎやかに過ごしていた。 「すごい大きな城だな。おるでか家しか名物の無い 地元とは大違いだ。」 「こらこら!そんなこと王様に知れると怒られますよ!」 「まぁまぁ、夜も遅いしみんなで休みましょう」 朝から夜の間だけで新大陸のロマミヤ城に到着出来た 勇者パーティ一行は宿ですぐに休息した。 ダメージはほとんど無かったが、歩いて疲れていたので みんなすぐに熟睡出来たようだ。 そうして、朝になった。 宿のテラスでパンと飲み物の軽食を食べながら、 会議を始めた。 「えーと、城でどうするか決めたいんだけど、 まずはどこ行こう?王様のとこ?」 「武具屋で装備と鉄鉱石の素材を買いたいですね。 ほら、装備が充実してるのは勇者さんだけですし、 けん銃の弾も切れていますしね。」 「じゃあ、未来人999の言うように武具屋に行ってから 王様のところに行こう。その後はどうする?」 「モンスターの強くないユーラッシャア大陸の北の村に 行ってはどうでしょう?それほど遠く無いので、 昼ごろに到着出来るかもしれません。」 「オーケー!じゃあ、その順番で行動しよう。 武具屋にGO!」 武具屋に移動して、親父と交渉を開始した。 「おっちゃん!良い武具そろえてるね! 僕以外にくさりかたびらと皮の鎧ときぬのローブをちょうだいな! それと・・999」 「あ、はい。てつのよろいを作るための鉄鉱石を 200kgぐらい譲って欲しいです。 ゴールドは勇者さんのポケットマネーで払います。」 親父は目をギョッと見開いて、返事をした。 「この城に来たばかりの冒険者さんだね。 200kgは2000ゴールドだけど、 それぐらい買える冒険者さんは見たことも無いよ! 勇者のあんちゃん、弱そうだけど金持ってんだな!」 「弱そうは余計だよ!もうっ!」 「あー、で素材だが、鉄鉱石はちょうど在庫が大量にあるんでな。 用意して売ることは出来るぞ。」 「おー!うれしー!未来人999、新しい銃でも使える?」 「ええ、今日完成する新しい銃でも鉄鉱石の弾を使いますね。 大丈夫ですよ。」 武具屋での買い物もスムーズに終え、 王様へのあいさつに行こうとしたところ、、 「うーん、未来人999の新しい武器を 早く使いたいから、王様へのあいさつは 無しにしよう!」 急にそう言い出した勇者"ああああ"に 大魔道師やんじゃは びっくりした表情で言った。 「おいおい、勇者さんや。 ロマミヤ王へのあいさつは常識じゃぞぃ。 礼儀じゃぞぃ。 おるでかの時もちゃんとあいさつしてな、 装備とゴールドを貰ったんじゃぞ。」 「いやぁ、でも僕は富豪だしさぁ、 すごい仲間もいるしさぁ、無しでいいよ、もう。 早く北を終わらせてしまおう。今日中に! そして、夜はパァーっと豪勢に祝おう!」 「ほんとにもう。勇者の家の評判が悪くなるぞぃ。。」 勇者"ああああ"は聞く耳も持たずに クルッと急に引き返した。 せいやと未来人999は荷車を反対方向に向けて、 勇者の後を追いかけた。 こうして、朝のうちにユーラッシャア大陸の 北の攻略を開始したのであった。
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