待ってる。

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そして、病院に、向かった。 君がいる病院へ。 あの日から、1年が過ぎた。 私はいつものように学校が終わると、いつもの場所へ向かう。 君のいる病院へ。 あの日、先生は告げた。 亮が、交通事故にあったこと。 命に別状はないこと。 でも、意識が戻らないこと。 なぜ、意識が戻らないのかは、先生がなにかいってたけど、あまり覚えていない。 あのときはそれぐらい動揺してた。 亮の意識が戻らなくなって、一年。
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