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私はいつものように、静かに横たわる君の隣でいつものようにたわいもない話をする。
君が返事をしてくれるのを待ちながら…
「ねぇ、亮。いつになったら、あのときの言葉聞かせてくれるのかな?」
私はそう言いながら、彼の手を握った。
でも、今日も手を握り返されることはなかった。
それでも、明日も、次の日も、君に会いに来るから。
君のこと信じてるから。
待ってるから。
だから、君が目覚めたら私に教えてね。
あのとき、君が言いたかったこと。
絶対に聞くから。
だから、君もそのときは聞いて。
私の返事も…
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