待ってる。

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教室の私の席の後ろ。 一番奥の窓際の席。 そこがぽっかり空いてしまっているのも。 いつものような、大きな声で挨拶をしてはじけた笑顔をみせた人がいたことも。 後ろでゲームをしてるのがばれて、めちゃくちゃ怒られた人がいたことも。 私が恋をした相手も。 すべては、私の幻想で、夢だったのかもしれない。 もしかしたら、現実にその人がいても、ただの赤の他人だったり、なにかのドッキリだったりするのかもしれない。
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