待ってる。

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待ってる。

空が青く澄みわたる今日、私は高校二年生になった。 うちの学校は進級してもクラスも担任も変わらない。 教室をあければいつものように皆がいる。 「おはよー、奈々。」 いつものように親友に声をかけられる。 「うん。おはよー、結衣。」 そういって、受け答えて、そこから、席につくと下らない話をする。 そして、授業が始まる。 いつものように、気だるげになりながらも、必死に頑張っている親友を見ながら、私は眠気と格闘する。 そして、負ける。 いつものように担任のゆっちゃん、たたき起こされる。 みんながいつものようにそれを見て笑う。
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