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……なるほど。わかったぞ。
これは夢だ。
頬をつねってみた。
ピリッとくる痛み。
夢ではなかった。
……何故だ。
これが夢じゃないとすれば何なんだ?
俺はこの状況に戸惑いながらも、思考を巡らせてみた。
そして、一つの考えに至る。
『パラレルワールド』。
俺が寝ている時に気付かぬ内に世界線を移動してしまい、パラレルワールドに迷い混んでしまったのかもしれない。信じられない話だがな。
そうなると早く元の世界に帰らないといけない。とりあえず、学校に行ってみるか。
仕度を終えた俺は、家を出て家の鍵を閉める。
俺の通学手段は自転車。自転車の止めている所に行くと、
「うわ! なんだこの自転車!」
虹色の自転車が目に映った。
これがこの世界の俺が乗っている自転車なのか? この世界の俺ってヤバくね?
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