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「…ゆーて、衝撃以前に色々覚えてないことは多いんやけどな。
パププって名前は覚えてるけどファミリーネームは覚えとらんし
自分がどこからきたんか、とかも知らん。
街に行ったってこんな人間じゃない魔物みたいな姿やと怖がられて終わりやしな」
…成る程な…。
つまり記憶喪失なのは本当ってことか。
…待てよ、「何処から来たか」なら分かるんじゃないか?
「おいキュー。さっき翼出した時に使った魔法、パププにも教えてやれよ。」
見た目も似てるしワンチャンあるんじゃないか?これ。
「天使の扱い荒くない?」
「ぶりっ子で頼んだ方が良かったか?」
「イマノタノミカタデイイデス」
「宜しい。」
俺のぶりっ子はやっぱりキモいか。
…いや当たり前だな。
と、そうこうしてるうちに教え終わったみたいだ
「ほな行くで…。」
先ほど同様、パププも体が光り…
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