ダンジョンの難易度と門番

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ダンジョンの難易度と門番

 ダンジョンには難易度が存在する。  高難度ダンジョンの特徴は、モンスターが通常のものより強い、または他のダンジョンであれば深層から出現するモンスターが浅層で現れる他、得られるモンスターのドロップや宝箱のアイテムが通常のダンジョンより上位と思われるものが発見され易いことだ。  そして、一番の違いは入り口で門番と呼ばれるモンスターが出現することである。  通常、入口から入ればすぐにモンスターと出会うことになるが、高難度ダンジョンには重厚な扉が存在し、それを守るように二体の石像が左右に設置されている。石像は人型や狛犬のような獣型があり、新潟ダンジョンが門番の居る高難度ダンジョンにあたる。  門番の強さは、そのダンジョンの5階層に出現するモンスター程度であると言われており、活動停止状態の門番を調べても強さは分からないが、扉を開けようと触れた時、門番は活動状態となり、侵入を阻むように獲物を構えて立ちはだかる。が、門番はすぐに攻撃をして来ない。こちらから攻撃しない限りは警戒状態を維持るすだけであり、その間に逃げることが可能だ。焦って攻撃する方が危険である。  無事門番を破壊、または行動不能にすると扉が自動で開き奥へ進むことが可能になる。しかし、高難度ダンジョンと呼ばれるだけあり、他のダンジョンで見たことのあるモンスターであっても非常に厄介で、攻撃力や防御力の高いモンスターばかり現れる。門番を倒せない様な冒険者では探索は不可能であり、そのための試験が門番との戦闘ではないかと一部で考察がなされている。  倒した門番は扉が開くと侵入直後と全く同じ様子で扉の左右に再び設置される。  余談だが、扉は引戸である。
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