2人が本棚に入れています
本棚に追加
周りを見渡し、叫ぶ。
見渡しても見渡しても
真っ暗で余計に焦る。
身体だけじゃなく、声までもが震えてきた。
「誰もいねえのかよっっっ!!!!!助けろよ!!!!!!」
焦る。焦る。助けてくれ誰か。誰か。
1人は嫌なんだ。誰かっ。
俺の願いは虚しく、自分の声がただ、小さく響くだけだった。
「....ちくしょう...。なんで俺がこんなめに.....。」
叫ぶのをやめ、項垂れる。
数時間?数分かは分からない。
時計はないのでどれくらい経ったか
分からないが長い間そうしていた気がする。
そのおかげか、少しずつ
冷静さを取り戻してきていた。
とりあえず焦っても仕方ないと
状況を整理しようと
頭を抱えて、考える。
確か昨日は学校から帰宅して
母親の料理を食べて
お風呂に入り、ベッドで眠ったはずだ。
何故だ?寝ていた筈のベッドもない。
最初のコメントを投稿しよう!