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範囲が気になった俺は後ろに戻り
壁があるところまで歩いた。
また少し歩いたくらいで壁にたどり着く。
「後ろも前も数歩.....。なんだよこれ....。横はどうなんだよ.....。」
横にも歩いてみる。
「また少し歩いただけなのに....。まるで正方形の小さな箱に閉じ込められてるみたいだ.....。」
怖い。空気もいつまでもつかわからない。
光すら差さないこの箱で俺は餓死するのか
それとも二酸化炭素中毒で死んでしまうのか。
冷や汗と鳥肌が止まらない。
怖い。
さっきまでの冷静さが
消えかけたその時。
カァカァー....
「カラスだ!!!!!!」
もしかしたら人が通るかもしれない!
希望が見えてきた。
カラスの声が聞こえるという事は
意外と壁も薄いのかもしれない。
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