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実際の私は・・・
男の人と付き合った事なんかない・・・
地味で不器用な・・・
翌日、レジを手伝っていると聞き覚えのある声に話しかけられた。
美咲「あれ?瑠美じゃない?」
瑠美「・・・え?」
美咲「ほら!私! 高校の時同じクラスだった美咲!」
瑠美「あ、・・・ああ!美咲!?」
美咲「そう!久しぶりー。 ここで働いてるの?」
瑠美「あ~、うん。 ここ、実家なんだ。」
美咲「へえ~、そうなんだ。・・・そう言えば彼氏は元気?」
瑠美「彼氏? 何のこと?」
美咲「あれ? いなかったっけ?彼氏。。。
あれ? そうだっけ。ごめん!変なこと訊いて」
瑠美「あ、ううん。 いいのいいの。気にしないで」
そう。私には彼氏なんていなかった。
今までも・・・これからも・・・。
何故だか解らないけれど、そうでなければいけない様な気がしていた。
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