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────あれから幾月も経ったというのに……。
ダメ。
これ以上彼に触れあっちゃダメ!
頭の中で激しく警告音が鳴り響く──。
頭では解っているのに……心が彼を求めてしまっているのだ。
お願い!
誰か私を止めて!
だが、コップから溢れた水はもう戻せない。
何処にいるの?
会いたいよ……。
いつの間にこんなに彼に溺れていたの?
彼への気持ちに気付いてしまった私はもう……
止まらない。
────止められない。
「会いたい……彼に。」
昼間の誰も居ない家で一人泣き崩れてしまう。
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