プロローグ

1/2
前へ
/114ページ
次へ

プロローグ

「おい、知ってるか?あの玉楼の花魁、夕霧が身請けされるそうだ」 「なんだって?相手はどこのどいつだ?道中で見た時からいつかはと思ってたってえのに」 「身の程知らずなこと言ってんじゃねーよ、おまえなんか相手にされるわけねーだろう、会うことさえできねえだろうよ。相手は一代で富を築いた材木問屋の若旦那で、桁違いの金持ちらしいぜ」
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加