幸せの日々ーアンジーの憂鬱ー

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アンジーとマックスがいるリビングに夕食の準備を済ませたパムが やって来てソファーに座った 「パム、フーちゃんがね この街に引っ越して来るって!」 焦った声で話すマックス 「えっ、引っ越しってどうして それにあの家はどうするの?」 まだ不機嫌な様子のアンジーに 訊ねるパム 「こっちに仕事部屋持つんだって あの家はさ、古くてガタがきてるから建て直すんだって!」 「しばらくはこの街に住むのね」 なんだか嬉しそうに話すパムを 横目に見てため息をつくアンジー 「これが引っ越し先なんだけど」 便箋に書かれた住所と同封された地図をパムにみせようとしたとき その便箋を取り上げる黒髪の青年 長男のグレアムだ 「このマンションて 店の近くだよね」 「そうみたいだね」 まだ不機嫌な様子のアンジー その様子を実に楽しげに 見つめるグレアム 「何だよ 人の顔じろじろ見て!」 半ば喧嘩腰のアンジー 「嬉しいなら素直に そう言えばいいのに」 グレアムの一言に顔を赤らめる アンジー 「嬉しくないなんて 言ってないだろ!たださ…」 照れながら言いかけて 黙りこんでしまう その時車の止まる音が聞こえた 「ジャックが帰ってきたよ!」 どうやら父親の車の音らしい ソファーから立ち上がり 玄関に迎えに出るパム 「おかえりなさい」
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