幸せの日々ーアンジーの憂鬱ー

四人が住んでる街の駅前の繁華街
その一角にあるレストラン
［ファミリー］その名の通り家族連れで気軽に入れる店　
その一角にはグランドピアノ
店のオーナーがピアノのある家に住みたいとの夢を実現させたのだ

グレアムは放課後にこの店で
ピアノを演奏している
ここを紹介してくれたのはダナ
以前グレアムがみんなに黙って
ピアノ演奏のアルバイトをしてた
bar［トリスタン］の専属歌手で何かと彼のこと気にかけてくれる

アンジーとマックス
今日は寄り道、グレアムの演奏を聞くため駅前にやって来ました
突然足を止めいつもとは違う道を行こうとするアンジー
「どこ行くの？店、こっちだよ」
違う方に歩きだそうとする彼に声をかけるマックス
「わかってるよ！」
歩きだそうとする方向には交差点
そこを渡ると静かな一角
アパートやマンションがある
その中にある新築マンション
その建物を見上げるアンジー

「ここだよ、フー姉さまの
引っ越し先…」
「なんだ！心配だから確かめに
来たんだね」
マンションを見上げるマックス
煙草に火を着けるアンジー
マンションに背を向け歩きだす
慌てて追いかけるマックス
しばらく歩くとさっきの交差点
信号は赤く光っている
車が何台も走って行く
「なかなか青にならないね～」
信号を見つめ言うマックス

ー変わらない信号…
まるで俺みたいだなー

「アンジー青になったよ早く！」

ーそうだよな
いつかは青に変わる
いつかはー