15人が本棚に入れています
本棚に追加
あの日君と出会えた時、僕は一目惚れって本当にあるんだと痛感したんだ。
よく体を電流が走るなんて言うけど、そんな表現を耳にする度「感電なんてするかよ」と内心ちょっと馬鹿にしていた。
だけどあの日の君は本当に美しくて、電流が走るってこの事かと納得した。
もしかしたら僕はこの人と会うために生まれてきたのかもしれないとさえ思った。
これは今でも思っている。
君と出会う為に僕は生まれてきた。
もちろん、その為だけ、って訳ではないんだけれど。
君と結婚式を迎えたあの日、僕は世界一幸せ者だと思えたんだ。
だって君は僕にとって世界一、いや宇宙一綺麗で、白いベールをなびかせながらバージンロードを歩く君の姿が昨日の事のように思い浮かぶ。
それくらい、目に焼き付いてるんだよ。
本当だよ。
ああ、これからはこの人を幸せにしていこうと心から誓った。
…泣いてしまったのは、まあそれだけ本気だったと言う事で。
忘れて欲しい。
新婦より先に新郎が泣くなんて僕だって恥ずかしかったんだ。
最初のコメントを投稿しよう!