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エイジへ
私は今、待っている
エイジからの、
ごめんなさい
日にち薬が、あっても
エイジとは、終わらない
エイジは、なぜ、謝らないのか?
自分は、悪くないって思っているから?
人は、必要な時に、必要な人に出会う
ハルは、私の日にち薬の促進剤だった
20年以上、連れ添った夫を忘れる為に
ハルがいなければ、夫を恨んでいた
夫の事を許せなかった
ハルのお陰で、そんな暇なかった
エイジは、私に、この自伝を書く事の
きっかけに、なった人だ
私は、エイジとの出会いは、運命だと
思っていた
エイジとの出会いから、思い出す
まだ、日にち薬が効いていないようだ
思い出すと、わからなくなる
エイジの気持ち、本心がわからない
白黒付けてどうするの?
グレーのままでいいではないか?
ならば、日にち薬で、忘れるのを
待ちましょう
エイジとの思い出すべてを
嘘には、したくないから
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