よん

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凪「着いたよ。」 萌「ここ?!デカすぎじゃね?! こんなデカい扉、二次元でしか見た事ないわ。 …王道ktr!!でも、王道って洋風じゃなかったけ?((ボソッ」 こいつ心の声漏れすぎじゃない? 本人、気づいて無いみたいだし…。 萌「あのさー、耳栓とか必要な感じー? 俺は準備満タンよー!」 凪「僕の顔で騒音になる程だと思う?思うなら眼科か精神科に行くことをオススメするよ。」 萌「またまたぁー。前髪あg「何?」…何でもございません。あい。」 凪「行くよ。」 ギィィィイー…… 萌「広いなー。それに、天井高くね?」 凪「そう?慣れだよ。細かい事気にしてたら、此処では生きてけないよ。」 萌「あい。師匠。…あ、あそこ空いてる。」 師匠って何さ。 ガタン ガタン 萌「なーに食べよっかなー?」 凪「…よく、パッドでメニューが見れるって分かったね。」 萌「なんたって、王道学園ですから。腐男子なめぇんなよ☆ (ちょっと、違うけどね…。)」 おうどぉがくえん?ふだんし?何語だ? 萌「俺はたらスパにしよー。」 凪「僕は親子丼にする。そこのボタン押して。」 「失礼します。」 萌「…えっ?う、ウエイターさん?着物なの?」 「はい。」 そう。この学園の食堂の従業員は、薄緑色の着物に黄色の帯、白いタスキ掛けといった制服になっている。 凪「親子丼と「たらスパお願いしまーす!」」 「はい。ご注文は以上で宜しいですか?」 凪・萌「「はい。」」 「それでは、ごゆっくり。失礼しました。」 萌「ねぇねぇ。親子丼好きなの?」 凪「…好きって訳じゃない。じゃあ君は毎食同じ、好きな食べ物を食べるのかい?」 萌「いやいやー、気になっただけさー!!」 うわ。完全に僕嫌な奴じゃん。だから、いつまでも1人なんだよ…。 萌「あとさー、俺のことは“君”じゃなくて、名前で読んでよー!」 凪「な、何で?」 萌「いやー、俺のこの学園生活、最初の友達になって欲しいなぁーって…ハズカチイ//」 凪「…え?僕何かでいいの?地味だよ?何にも取り柄がないよ?」 萌「いやいやいや!さっき俺を助けてくれたし、食堂まで付き合ってくれたじゃん!それって、充分、面倒見がいいっていう取り柄じゃない?」 ふーん。何かいい事言うじゃん。 1人位、1人位なら友達って奴を作ってもいいかな? 凪「…ありがと。よろしくね。萌留。」 ビシッ あれ?何かフリーズしてない? 萌「あ…あ、あぁ。よろしくな。凪櫻!! あとさ、何か萌留って長いから萌でいいよ!!」 凪「了解。」 「お待たせしました。」 凪・萌「「ありがとございます。」」 萌「…なんと!驚かれない!!!((ボソッ」 「失礼しました。ごゆっくりどうぞ。」 萌「おいしそー!」 凪・萌「「いただきます!!」」 あ、結構美味しい。 萌「うめぇー!あのさ、ここの生徒って結構礼儀正しい系?」 凪「当たり前じゃん。だって、ここに来る大半の生徒が御子息様だよ。礼儀がなってなかったら話にならないじゃん。それに、学園の教育課程で礼儀は重要視されてるんだよ。」 萌「あ、さいですか。」 モグモグモグ それから、何も話さずに食事を取り続けた。 しかし、その平穏は直ぐに崩れ去っていった。
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