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後輩の仕事ミスで残業になり、時間は22時頃に退社した。
眠らない街、東京。
どんなときでも、この街が真っ暗になることはないのだろう。
みなさん、残業お疲れ様。
会社から自分の住むマンションまでは4駅ほど跨ぐ。
今日も変わらず電車に乗り、駅から歩いて帰る。
あ、そういえばビールが昨日で無くなった気がしたな…。
よし、コンビニ寄ってビールと何かつまみになるものでも買っていこうかな、と。
帰路の途中にあるコンビニへ寄り、缶ビールを二本、それからショーウィンドウに寂しく取り残さた焼き鳥四本すべて買ってコンビニを出る。
マンション入る前に煙草吸っておこう。
ここでそう思ったからこそ、彼女に出会えた。
コンビニの前に置かれた灰皿へ向かうと、そこには既に先客がいた。
いつもなら何とも思わない。
はずだったのだが。
20歳前後くらいだろうか?いや、20歳以下──高校生にも見える。
慣れたように煙草を吸う姿が、何故だか全てを諦めたような感じだった。
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