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ちくしょーまた殺されるのか…
「そうだよ、その男は、また繰りかしの1日を送るんだよ」
その言葉に、智也は立ち止まり教室の中で得意気に話す小太りの男生徒を見た。
「おい!お前、その話、詳しく聞かせろ」
「な、なんだよ、君は」
「誰だっていいだろ、その繰りかえし1日を送る男の話だよ!」
小太りの男の子は、困惑した顔で
「え、映画の話だよ、恋は電信柱てタイトルの」
「恋は電信柱…」
智也が不思議そうに呟くと、別な生徒が
「おい!原田、恋はデジャブだろ」
「僕はねぇ、そうゆう細かい事を気にしない人間なのだよ」
と言い訳していたが僕は肩を掴むと
「それで!結末はどうなるんたよ、その映画」
「最後まで言ったら、つまらないだろ」
「いいから教えろよ!」
「じ、時間は進んだよ。その日に起きた出来事を変えた事で」
「出来事を変える…」
ピエロに殺されるのを防げたら時間が進むかもしれない
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