4月24日

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僕の異変に浩介は眉を潜め 「どうした?智也」 「いや、なんでもねえよ」 夢で見た事あるなんて言ったら、変なヤツに思われる、そう思い黙っていたが、 その後の学校の1日は、夢で見たものと、全く、一緒だった。 じゃ、ピエロのマスクのヤツも現れるのか? そんな恐怖のなか放課後になり 僕は、そそくさと帰ろうとすると、さらりとした髪の若い担任の沖田昴(おきたすばる)先生が 「おい、智也、花壇の当番お前だろ?ちゃんとやれよ」 そう声をかけてきた。 「あの、先生」 僕は、なんとか断ろうとするが 「あと明日、家庭訪問お前の家になったから、お母さんに行っとけよ」 そう言ったあと、先生は女子生徒に囲まれ、断る機会を逃した。 夢だ、夢に決まってる 僕は無理に言い聞かせ、裏庭で、花壇に水をやっていると、後ろに人影が見え、 振り向くと、夢で見たピエロだった。 恐怖に駈られ固まると ピエロはクワクワと笑い 有無も言わさず首に手をかけ締め上げ 僕の意識は遠のき、 気づくと部屋のベッドで寝ていた。
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