毎日、僕は殺される

また４月２４日

僕はベットから出なかった。もうウンザリだ
３回も殺された、そしてリセットされる

これが終わるのは生き延びる他は無いのか？

と考えていると、母さんが

「智也？、遅刻するわよ」

と階段を上がり部屋をノックする

「ゴホッ、ゴホッ、母さん風邪引いたみたい、今日は休むよ」

ひと芝居打つと

「もう、夜にお腹だして寝てたんでしょ」

「う、うん、ゴメン」

「わかったわ、学校に連絡しておくから。あと明日、父さんが出張先から帰るそうよ」

「そ、そう」

「あとで、病院つれて行くから大人しくしてなさいよ」

「へ、平気だよ。一晩寝たら治るから」

「だめよ。あとで行くから」

「わ、わかったよ」

僕は布団にくるまる。

あとで仮病とバレて叱られようが構うもんか！あのピエロから逃げるのが先決だ！

そう考えるのだった。