また4月24日

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外に逃げてもダメ、部屋に隠れてもダメ、どうすりゃいいんだ、 疲れた顔で台所の机に腰掛けると 「智也。おはよう」 母がガス台で、味噌汁を、かき回している。 またか… 不機嫌に挨拶を交わすと 「父さん、明日、出張先から帰るそうよ」 知ってるよ… 僕が頷くと、 「それでね、外に食事に行こうと思うの」 そう振り返る母に もう、うんざりだ 「わかったよ、ごめん、もう学校にいくよ」 「そう、うん」 苦悶の表情なまま、ランドセルを背負い、僕は 「いってきます」 そう言うと、いつもの通学路を歩く 前を歩く、おじさんは、もう少しで、つまづき、 あの女子高生は、あの丁字路でスマホを開いた あの曲がり角でランニング中の高校の野球部が通る なんなんだよ… 学校につくと浩介が話かけてくる 「おっす智也。知ってるか?」 もう、いい。 僕は返事もせず、教室をあとにしようとすると 「おい、どこ行くんだ?智也」 浩介が心配そうな声をかけるが無視して教室を飛び出した。
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