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スミレの花との日々
「こうして私と不思議な喋る花との生活が始まったのです。最初は戸惑っていた私も、時間とともにこの花の存在を受け入れ、やがてかけがえのないものになっていったのでした」
いや、受け入れてないしかけがえなくないから。
なにしれっとモノローグ入れているのさ。
「そうは言うけど、夜明けとともに目覚める喋る花のおかげで、毎朝確実に起きられるようになったじゃないか」
夜中の寝言と歯ぎしりがうるさくて眠れなくなった上に、あんた朝起きてたことなんてないじゃない。
「そうだっけ?」
窓の外においてやろうかしら。
「やめて、まだ夜は寒いんだから……」
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