17日目『殺意を抱く瞬間を描写』

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17日目『殺意を抱く瞬間を描写』

【殺意を抱いた瞬間の描写】 肩甲骨の間をツーと汗が伝ったのがわかる。 なぜ私はこれほど冷静なのだろう。 怒りは頂点を超えたとき、こんな風に体に働きかけるのかもしれない。大声で相手を罵ることができたり泣いたりできるのは、まだ力をそちらに割くことを脳が許すからだ。 冷静なはずなのに口の中は乾く。 目の前で口先だけで謝まっている人に向かって、私は静かに唇だけ微笑んだ。 ↓ 殺意を抱いたお話を書くのか、その瞬間の気持ちや様子を描写するのか、迷ったけれど後者にしました。 前者は次のページで。
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