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9日目『140wで恋に落とす』
ゲームオーバーの笛の音が響き、チームの皆ががくりと跪いた。
フィールドのやや中央でひとり直立のまま地面を見つめていた彼は、歓声とすすり泣きが混じるなか、そのまま静かに顎を上げる。
夕焼前の空を仰いでいる口元に浮かんだ微笑。
自分たちの時代が終わったことを受けとめる潔さが、オレンジに染まっていく。
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誰を恋に落とすのかがわからないまま書きました。お読みいただく人なのか、物語の中の登場人物なのか。こちらは登場人物ver.
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