15日目『「祭」をテーマにコント脚本』

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15日目『「祭」をテーマにコント脚本』

■BGM/控えめな祭囃子  (舞台中央 浴衣姿の太郎、手持ち無沙汰に誰かを待っている) 【太郎】 「おそいなあリコちゃん。りんご飴、買うの、一緒に行ったらよかったな。でもトイレ行きたかったしなあ。しかし浴衣のリコちゃん、かわいかったなあ」  (リコの声 『太郎くーん、お待たせぇ!』)  (浴衣姿のリコ登場) 【太郎】 「そんな待ってないよ、大丈夫。混んでた?りんご飴屋さん」 【リコ】 「ちょっとね」  (リコ、買ったものは後ろに隠している) 【リコ】 「実はね、かわったものがあったからそっちにしたの」 【太郎】 「かわったもの? りんご飴じゃなくて?」 【リコ】 「うん!りんご飴屋さんにあったんだけどね、ほうら」  (リコ、右手の物をだす。そこには割りばしに刺さったりんご飴様の赤い物体) 【太郎】 「なにそれ? りんご飴じゃないの?」 【リコ】 「ふふ、なんだと思う?」 【太郎】 「わからない」 【リコ】 「これはねえ、トマト飴でーす!」 【太郎】 「トマト・・・」 【リコ】 「そう!それでね、太郎くんのはねえ、こっち!」  (リコ、隠していた左手のものを出す) 【太郎】 「・・・そ、それは!」   【リコ】 「バナナ飴~、めずらしいでしょ?」 【太郎】 「・・め、めずらしいね・・・」  (太郎の心中ナレーション)[■BGMストップ] 「バナナ飴、そんなものがこの世界に存在していいのか?こんな平和で神聖な祭の夜に。でもそのバナナ飴をどうしてもリコちゃんに食べてほしいと思う俺は健全だ。健全な17歳だ。決して異常でも変態でもすけべでもない!それこそが17歳男子の正しい希望なのだあああぁぁぁ) [■ナレーション:フェードアウト/■BGM祭囃子:フェードイン] 【リコ】 「はい、バナナ飴」  (リコ、太郎にバナナ飴を差し出す)  (太郎しぶしぶ受け取る) 【太郎】 「リ、リコちゃん。ぼ、僕、トマト飴食べてみたいな。か、か、かえっこしない?」 【リコ】 「えっ? かえっこ?」 【太郎】 「いや、だってトマトは栄養あるし、ほらリコピンっていうの?あれ免疫力にもいいし、肌にもいいって言うから。ちょっと僕、ニキビあと気になってたし・・・」  (リコ、トマト飴を手に太郎を見つめる) 【リコ】 「・・・太郎くんってそんな人だったのね・・・そんな風に栄養もあって、リコピンで、免疫力で、お肌にもいいなら、それをリコにくれるって、太郎くんはそういう考えの人じゃなかったのね! 今までの優しさはウソだったのね! そんな自分勝手な人だとは思わなかった!!」  (リコ、泣きながらトマト飴を持って退場) 【太郎】 「リ、リコちゃん!!・・バナナも栄養満点・・・」  (バナナ飴を握りしめたまま、太郎ガクリとうなだれる)   ■BGM/祭囃子:フェードイン< ■照明/BGMに反比例でフェードアウト> 〈おしまい〉 ●立ち位置:太郎/上手、リコ/下手 ●〈個人的妄想内演者:和〇さん(大好き!(≧▽≦))   太郎→川〇さん リコ→水〇さん:女装〉 ↓ お題も残すところ半分になってちょっと壊れてきた私ですが、レーティングマーク設定はいたしません。あしからずm(__)m (お祭りは健全に楽しみましょう)
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