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走って、走って、走って。
疲れた僕は立ち止まる。
おばさん2人が何やら話しているので
そっと聞き耳を立てる。
「あの、クイナさんだっけ?
あの男はやめたほうがいいよ。
何か目がおかしいし、名前は
ステッドっていったっけ?
うちの子がね、隣の州の殺人鬼に
似てるって言ってるのよ。
「で、奥さんどうだったの?似てた?」
「ええ、確かに似てたわ。
そいつの名前はスティーブンだったわ。
眉を生やしてひげを剃ったら
そのものって感じ。」
「何それ。怖いわ。」
話していたのはクイナとあの男の事だった。
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