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翌日、近所の家の朝… 「クイナさんとこ可哀想ねぇ。」 トーストを食べながら主婦が言う。 「あぁ、トラックにイヌが  轢かれたんだろ?飼い始めた  ばかりなのにねぇ。」 新聞を読みながら主人は答える。 そして長男は言うのだ。 「あれ?父ちゃん知らないの?  あそこのクイナさん殺されたん  だってさ。あのイヌが死んだすぐ  後だったかなぁ。あと、その犯人は  彼奴だったよ、スティーブン。  あんなの一目みりゃ分かるのにね。」 「確かになぁ。  でも、イヌってのは敏感だからねぇ。  最初に来たときからヤバいやつだって  わかってたんじゃない?  それを伝えようとしてたりしてな…」
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