あの頃の私に手向ける花

5/5
前へ
/5ページ
次へ
『私は花言葉なんて一切知らないし、ていうか花の名前だってひとつも知らない。生まれ落ちて42年、勿論贈ったことさえありもしない。  そういえば昔母の日にカーネーションを贈った事はある。しかしあれは、ずっと枯れないのを不思議がってたら実は造花だったなんていうオチだったので、やはり贈ったことはない。 実のある物なんて何一つない、私の人生そんなモンである。  そんな私が、どういう訳か『花言葉』をテーマに小説を一本書かなきゃいけなくなった。無謀すぎていっそ笑えてくる』
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加